災害に備えて薬も準備しましょう!
- 2024年8月21日
- 薬剤
こんばんは。院長の佐藤悠太です。
最近、地震が多くなっている気がするのは私だけでしょうか?
そこで今回は災害に備えた薬の準備をテーマにお話ししたいと思います。
では災害がいま実際に発生したとして考えてみましょう。
- まず発生直後は慌てずに行動しましょう。
- 火元の確認、頭の保護、足の保護などしっかりできましたか?
- 火災や土砂崩れなど周辺の状況は大丈夫ですか?
ではここまで問題なくクリアできたとして次はライフラインです。
ライフラインの復旧には最低でも3日はかかるとさわれております。
災害時は各地域から医療班や消防、警察、自衛隊などが駆けつけてくれます。
しかし道路の崩壊や渋滞でこれにもやはり時間はかかります。
つまり最低でもこの3日分の飲料水や食事、トイレなどはご自身で用意する必要があります。
また、そこで忘れてはいけないのが内服薬やインスリン注射、血糖測定器です。
ここで、院長のおすすめを紹介します。
- 薬は予備の分の含めて事前にかかりつけの先生からもらっておきましょう。
- 内服薬は湿気に弱いです。必ずジップロックなどに入れて何箇所かに保管しておきましょう。
- 保管用の内服薬は定期的に新しいものに交換してください。
- インスリンなどの注射薬の多くは“なまもの”です。暑いと腐ってしまいます(※)。
- お出かけするときは、必ず一緒にお薬手帳と数日分の薬を持ち歩くようにしましょう。
※ 事前に保冷剤を冷やしたり、保冷バッグなどを準備しておくと良いでしょう。
ただし、インスリン自体を凍らせないように注意はしてくださいね。
そして最後に一番大切なことをお伝えします。
絶対にご自身のお薬を他人に分けてあげることはやめてください。
親切心からと思っても、薬は医師がその患者さんの体調に合わせて処方しています。
よろしくお願いいたします。