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食事で高血圧を治しましょう!|あると内科クリニック|鷺沼の内科/糖尿病内科/内分泌内科

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医療コラム

食事で高血圧を治しましょう!|あると内科クリニック|鷺沼の内科/糖尿病内科/内分泌内科

食事で高血圧を治しましょう!

こんにちは、管理栄養士の小島です。

 

2025年5月17日は「世界高血圧デー」です。今回は第2回目の特集として、栄養面からみた高血圧のお話をさせていただきます。現在高血圧の患者さんは右肩上がりに増えています。では、なぜ高血圧の患者さんが増えているのでしょうか?

 

 

原因は肥満、ストレス、喫煙、飲酒、運動不足、不摂生な食事、、、などさまざまな要因があります。皆さんも少しは当てはまることがあるのではないでしょうか?

 

次に高血圧の基準についてご説明します。高血圧治療ガイドライン2024では、病院やクリニニックで測定した血圧が140/90以上が高血圧記載されています。自宅では安静な状態で測定(これを家庭血圧と言います)して、もしこの数値を超えているようであれば高血圧の疑いがありますので、近医の受診をお勧めいたします。

 

必ず受診してね・・・

 

高血圧はそのまま放置をしてしまうと動脈硬化の原因となり、脳梗塞や心筋梗塞を将来的に起こす可能性があります。また、冬場では高血圧が引き金となって、脳出血やクモ膜下出血で救急搬送される場合もしばしば見かけます。そうならないように、これらの病気を予防するのが高血圧治療の目的です。

 

受診の基準としては、家庭血圧が160/100以上を何度も超える場合には、すみやかに近隣の医療機関を受診をしてください。なお当院では緊急性がない限り、まずは管理栄養士さんや看護師さんによる患者さんに寄り添った食事療法と運動療法のサポートを受けていただき、それでも改善しない場合は内服治療を開始することが多いです。そこで、高血圧だからすぐに薬でしょ、ずっと薬飲むのは辛いから受診は嫌だな・・という考え方はまず一旦置いておいて、ぜひ一度当院を受診してみてください。

 

では最後に、血圧が高めであるという方に管理栄養士からみた高血圧改善のポイントをお伝えさせていただきます。

 

  • 減塩の努力

ウインナー・ベーコン・練りものなどの加工品、魚の干物、漬物、レトルト食品などに塩分が多く含まれています。汁物は1日1杯までとしましょう。また麺類の汁は残しましょう。

  • 野菜、海藻、キノコ類の摂取

慢性腎臓病などでカリウム制限のある患者さんは医師の指示に従ってください。

  • タンパク質の確保

魚や大豆製品(納豆、豆腐、豆乳類)の摂取を増やし、乳製品を控えめにしましょう。こちらについても、慢性腎臓病などでタンパク質制限のある患者さんは医師の指示に従ってください。

  • 節酒をする

飲酒の適量は1回あたり1合未満です。また、週2日の休肝日を設けましょう。

  • 禁煙をする

動脈硬化の進行を助長します。本数を減らしても動脈硬化は進行しますので、禁煙できるように頑張りましょう。

 

最後に外食が多い方は、お味噌汁を付けないことや、醤油・たれ・ドレッシングの使用を控える、野菜を必ず食べるようにするなど工夫をしてみましょう。ここまで読んでいただいて、このままで大丈夫かなと不安になった方、1人暮らしで料理されない方、毎日外食という方でも減塩する方法はたくさんあります。ぜひ気軽に当院の管理栄養士のご相談ください🎵

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