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これが私の生きる道♬|あると内科クリニック|鷺沼の内科/糖尿病内科/内分泌内科

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医療コラム

これが私の生きる道♬|あると内科クリニック|鷺沼の内科/糖尿病内科/内分泌内科

これが私の生きる道♬

PUFFY、懐かしいですね(年代がバレる汗)。はい、院長の佐藤悠太です。

 

だいぶ季節が秋めいてきて、過ごしやすい日々が多くなりました。暑さが苦手な院長と理事長犬あると(毛がもこもこ)にとっては、秋はとてもありがたい季節です。そんな中で、鷺沼駅周辺は再開発に向けてか、銀杏や桜の木などが伐採されており、紅葉が見れずに寂しい限りです。ぜひ再開発後はまた自然豊かな街になることを願っています。

 

 

さて、今日は簡単に私が歩んできた道を紹介しようと思います。

 

医師になるためには以下のステップを踏んでいきます

  1. 医学部6年間で基礎医学から臨床医学まで全科を学ぶ
  2. マッチングという方法で初期研修医として勤務する病院を決める
  3. マッチング先の試験や面接に合格して初期研修医先が決まる
  4. 医師国家試験(医学部で習った全分野が出題範囲)に合格する
  5. 初期研修医として2年間勤務する
  6. 1人の医師の卵が完成

 

問題はここからです。私の時代はこの後に希望する診療科や基礎医学講座に入局しました。入局後は、後期研修医(レジデント)という立場で、初めて外来を担当したり、入院患者様の主治医として働く期間がありました。また、診療を行いつつも大学院に進学して基礎研究をしたり、医学部の教育にも携わりました。この期間はある意味、医師としての修行期間でした。上級医から不足している技術や知識を教えてもらったり、時には怒られたりもしました。しかし、私はこの期間のおかげで医師という自覚と、人間性を磨くことができたと今でも上級医の先生方には感謝しております。

 

 

後期研修医が終わると、大学での教員という立場が与えられました。いわゆる助教です。助教になるとなおさら忙しくなり、論文を書いたり、外来の回数も増えたりとあくせく働いた覚えがあります。しかし、これは当時はみんなが経験してきた道であり、ごく当たり前と思って仕事に向き合ってきました。

 

私の場合は、その後にどうしてもやりたい研究があったために母校を離れました。医局を出るということはなかなか当時は勇気がいることで、残る医局員に迷惑をかけるなど色々心配しましたが、個人としては母校を離れたおかげで色々な景色が見れたと今でも感じています。そこまでして、ようやく私の仕事は大学ではなく、町医者として生活習慣病や内分泌疾患で気軽に通院できるクリニックをつくることだと思い、現在の「あると内科クリニック」が完成しました。

 

生活習慣病の合併症予防に力を入れております

 

最近は初期研修医後の選択肢も増えたようで、後期研修医という修行の場を積まずに美容外科に就職する先生もいるようです。しかし、医学というものは奥が深い学問で(それが楽しいのですが)、意外と他科の知識が役立ちます。例えば当院には喘息の患者様もいらっしゃいますし、腹痛の患者様もいらっしゃいます。私は呼吸器内科や消化器内科が専門ではないですが、内科医という立場で苦しんでいる患者様を1人でも救いたいと思い、なるべく当院では受け入れるようにしています。これは初期研修医や後期研修医の時に、同じような患者様の対応をした経験があるからこそできる私の技だと思っています。

 

今回は最近の医療情勢を見て、私が歩んできた道を振り返ってみました。決して誰が悪いなど批判をするつもりは一切ありません。しかし、このままではきちんと従来の内科や外科を見れる先生がいなくなるのではとふと不安になり、今回ちょっとまとめてみました。

 

医学は日進月歩です。私自身もまだ医師として発展途中ですし、「あると内科クリニック」もまだまだ今後患者様のために発展させていくつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。

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