水ぼうそうと帯状疱疹
- 2023年10月26日
- クリニック情報
こんばんは。院長の佐藤悠太です。
今日は帯状疱疹ワクチンのお話をしたいと思います。
水ぼうそう(水痘)という病気をご存知でしょうか?
子供のときにかかりやすい病気のひとつで、2014年から子供の
定期予防接種に水痘ワクチンが組み込まれています。
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルス「水痘・帯状疱疹ウイルス」が
原因の病気です。幼少期に水ぼうそうにかかると、このウイルスが体内に
潜伏感染(症状はないけれども体内に住み着いている状態)します。
厄介なのは、このウイルスが住み着く場所で、痛みをつかさどる神経が
集まった場所(神経節)に住み着いてしまいます。
ウイルスは住み着いているだけなら何も症状は出ないのですが、免疫力が
下がった状態になると帯状疱疹となって痛みや発疹の原因となります。
そこでワクチンが開発されました。
今の時代、予防できる病気はなるべく予防しましょう。
だんだんと病気を治療するのではなく、病気になることを防ぐという方向に
医療は変わってきています。
帯状疱疹ワクチンの適応は以下の方です
- 50歳以上の方
- 18歳以上で帯状疱疹にかかるリスクが高いと考えられる方
当院ではよりワクチンの持続効果が高いシングリックスを採用しております。
接種回数は2回で、2か月の間隔を空けて2回打つ必要があります。
ご希望の方はお電話で詳細をお問い合わせください。