医学部は理系?
- 2026年8月27日
- 院長の記録
こんばんは。院長の佐藤悠太です。
まだまだ暑さが続いていますね。それに加えて、大雨や地震などの自然災害も多くなっています。ぜひこの機会に残薬や防災グッズの確認をお願いします。災害時、ライフラインの復旧に早くても3日はかかると言われています。インスリンなど冷所保存のお薬は特に保冷剤を用意しておくなど工夫をしておきましょう。

さて、今日は読書と医学の話でもしたいと思います。というのも、最近になって「船を編む」という本を読んで、人に伝えるって面白いなと思ったからです。
たまたま、先日診療の最中に大学受験の話になり、「医学部って理系ですよね」という患者さんがいらっしゃいました。そこで、私は正直に答えました。「医学部は確かに理系と思われがちですが、医者はどちらかというと文系ですよ」と。医学部に入るには理系科目が重要視されていますが、実際に入ってからは数学や物理などの知識をふんだんに使うことはありません。むしろ、医学では理論が大切で、その理論からいろいろな答えを導き出すことができます。
また、すべての診療科目を勉強するため、暗記だけでは到底追いつきません。そこで、最低限に必要な知識を中心に頭に入れておき、その知識同士を線で編んでいくという作業を私はしました。そうすると点と点だった知識がどんどんと編まれていき、無数の線となることでその知識がまた別の科目でも活かせるようになります。私が専門の内分泌内科は特に全身を診る科ですので、この知識が今にも活かされています。

知識を絡めていきます。イメージはこんな感じ?
このように、常に頭の中で考えるということを繰り返していると、文系のようにも思えてきます。そのためか医師であり作家という先生も多くいらっしゃいます。
また、実際の医療現場に立つとコミュニケーション力が何よりも大切になってきます。他職種との会議や学会などでの発表もありますが、特に診察でその能力が問われます。
正直に申し上げますと、私は開業するまでは外来が非常に嫌でした。というのも、人はなかなか心を開いてくれません。短時間の診療では、患者さんとうまく向き合うことができませんでした。しかし、今では非常にやりがいを感じております。これは大学病院と開業医の立場の違いもありますが、私が1人の患者さんと時間をかけてゆっくり向き合えるからだと思います。このように、医師でも言語力は必要になってきます。あとはちょっとしたユーモアも笑
どうでしょうか?
医学部が理系なのか文系なのか、よく分かりませんが何かの参考になれば幸いです。

